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1,575円 生活に根ざした独特の食生活理論と哲学を駆使して、現代日本人の食生活に物申す魚柄仁之助は、「食のルネッサンス」人。そんな著者が農学部の学生だったころから20年間にわたり実践してきた食についてのノウハウと哲学を集大成したのが本書。自称、わがまま、横着、ずるくてふとどき者の著者が、「安い、うまい、簡単、健康的」を徹底追求した食生活の知恵を懇切丁寧に伝授してくれる。
「ものは捨てない、残さない」という徹底ぶりには、著者の食材へ対する敬意と慈しみが満ちている。また、「いか肝スパゲティー」「佃煮の使い方」など創意工夫に満ちた食生活は、飽食の現代人に多大なる示唆を与えてくれるだろう。